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【製品解説】CloudNativePG 1.29.0

May 21, 2026

Kubernetes上のPostgresを、よりセキュアに、より自由に 〜動的なネットワーク制御と拡張機能カタログに対応:K8sネイティブなPostgres運用の決定版が進化。新版ではラベルによる動的な接続制御を実現し、IP管理の手間を解消。イメージカタログでの拡張機能サポートやサプライチェーン・セキュリティも強化しました。PostgreSQL 18.3対応で、安全かつ柔軟なDB基盤を提供します。

1. 概要

CloudNativePG (CNPG) は、任意のKubernetesクラスター上でPostgreSQLワークロードを自動管理するために設計された、CNCF(Cloud Native Computing Foundation)公式Sandboxプロジェクトのオープンソースオペレーターです。「Cluster」カスタムリソース(CRD)を通じて、プライマリおよびレプリカインスタンスの構築・管理を完全な宣言的構成と不変(イミュータブル)コンテナモデルで実現します。

2. 主なメリット

  • クラウド中立性とマルチクラウド対応: プライベート、パブリック、ハイブリッド、マルチクラウドのあらゆる環境で均一なDBデプロイを実現。
  • 自動化によるDBA運用の効率化: デプロイ、構成管理、スケーリング、自己修復を自動化し、RTO(復旧時間)とRPO(復旧地点)を最小化。
  • 高い予測可能性と安全性: バージョンが固定されたイミュータブルコンテナにより、安全なデプロイ、高い再現性、容易なロールバックを提供。
  • 最適化されたマイクロサービス設計: アプリケーションとデータベースのネームスペース内コロケーションに対応し、ネットワーク遅延を低減。

3. 主な機能

クラウドネイティブ環境に最適化された包括的なデータベース管理機能を備えています。

  • K8s直接統合HAと高度なレプリケーション: Patroni等の外部ツール不要でK8s APIによる自動切り替え、同期/非同期、遅延レプリカ、クロスリージョンDRに対応。
  • 宣言的管理と自動ルーティング: 設定、ユーザー、ロール、拡張機能をYAMLマニフェストで一括管理し、読み書き/参照用Serviceを自動生成。
  • 堅牢なバックアップ・プール・アップグレード: ボリュームスナップショットやオブジェクトストレージ(Barman Cloudプラグイン)連携、PgBouncer(Pooler CRD)統合、無停止ローリングアップデートに対応。
  • セキュリティと深い可観測性: TLS強制、非特権コンテナ、動的pg_hba.conf生成、組み込みPrometheusメトリクス、PGAuditサポートを標準提供。

4. バージョン1.29.0 新機能

【主な新機能】

  • イメージカタログでの拡張機能サポート: ImageCatalog でPostgreSQL拡張機能イメージを直接定義・管理可能になり、カスタムデプロイを簡素化。
  • Podセレクターによる動的アクセスコントロール: podSelectorRefs により、ポッドのIPアドレスを自動解決して pg_hba.conf を動的更新。手動IP/CIDR指定を撤廃。
  • 共有 ServiceAccount 対応: 複数リソースでServiceAccountを共有でき、AWS IRSAやGCP Workload Identity等のIAM構成を一括適用。

【機能強化およびセキュリティ修正】

  • 標準バージョンとプラグインの移行: デフォルトPostgreSQLを18.3へ更新。インツリーBarman Cloudサポートの非推奨(v1.30削除予定)とCNPG-Iプラグイン移行を通知。
  • Poolerセキュリティとアップグレード信頼性: TLS暗号スイートの詳細設定に対応。BackoffLimit=0 設定によるアップグレード失敗時の無駄な再試行を防止。
  • バックアップ監視と可視性向上: 「Terminal Error」および「Pending」フェーズの導入と、調停ループ内でのK8sイベント出力を追加。
  • サプライチェーンセキュリティ強化: SLSAプロベナンス、SBOM添付、OpenSSFベースライン統合(SECURITY-INSIGHTS.yaml)を適用し、ログへのパスワード漏洩リスクを修正。

5. 日本語マニュアル

CloudNativePG 1.29.0 日本語マニュアル

機能の詳細な設定方法やパラメータ仕様、導入手順については日本語マニュアルをご覧ください。

日本語マニュアルを見る >>


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