【製品解説】EDB Postgres AI Hybrid Manager 1.4.0
ハイブリッド環境を統べるコントロールプレーン 〜長期サポート(LTS)版として、AKS連携、自動スケーリング、チャットAI強化を統合:独自の安全なインフラ内でクラウド同等のDBaaSを実現するHMがLTS版として登場!Azure AKSやARM64に対応し、リソースを節約する個別シナリオ選択デプロイが可能に。自動スケーリングエンジンや最新のチャットAI連携を搭載し、運用とAI統合を劇的に高度化します。
1. HMとは?
EDB Postgres AI Hybrid Manager (HM) は、EDB Postgres AI Platform の Kubernetes ベースのコントロールプレーンです。オンプレミス、クラウド、またはハイブリッド環境全体にわたって、データベースのデプロイ、GenAI(生成AI)ワークロードの実行、および Postgres ネイティブの分析スケーリングを行うための統一されたエクスペリエンスを提供します。プライベートデータベース・アズ・ア・サービス(DBaaS)プラットフォームとして機能し、お客様独自の安全なインフラストラクチャ内でクラウドのような俊敏性を実現します。
2. 主なメリット
- Kubernetes ネイティブの拡張性: データベースに関する専門知識を Kubernetes に拡張し、自動フェイルオーバーやスケーリングを自動処理します。
- 完全なデータ主権(ソブリンAI): 厳格な規制環境において、AI ワークロードやモデルサービングをローカル実行し、データ外部送信を防ぎます。
- 統合された Postgres ネイティブ分析: PGAAを介してコールドデータをオブジェクトストレージへ移行し、標準SQLでクエリ実行できます。
- シンプルなマルチエンジン移行: Migration Portal や DMS と連携し、Oracle等からの移行アセスメントや変換・転送を自動化します。
- 統合されたオブザーバビリティ: ログ(Loki)およびメトリクス(Prometheus/Thanos)を標準化し、Grafanaダッシュボードに一元可視化します。
3. HMの仕組み
HM はアーキテクチャを異なるプレーンに分割し、マルチデータセンターのデプロイにおいてはハブ&スポークモデルを使用します。
- コントロールプレーン (CP): オーケストレーションと構成管理を担当。データパス外に存在するため、CPの障害やアップグレードがデータベース接続を阻害しません。
- データプレーン (DP): 実際のデータベースワークロードで構成され、PSQLプロトコルを直接使用してワークロード間の厳格なセキュリティ分離を保証します。
- ハブ&スポークトポロジー: 1つのプライマリHM(ハブ)がUIをホストし、セカンダリHM(スポーク)がエージェントを介してプロビジョニングコマンドをローカル実行します。
4. バージョン1.4.0 新機能
【機能拡張およびLTS新機能】
- Microsoft Azure AKS の完全サポート: AI パイプライン、Analytics Accelerator、DMS を含む AKS 上へのネイティブデプロイに対応。
- 選択的シナリオインストール: 必要な特定のシナリオ(core, dbaas, migration, ai, analytics等)のみを有効化し、リソース使用量を抑えてデプロイ可能。
- 新しい自動化エンジン (Automations Engine): ディスク/CPU/メモリの自動スケーリングや自動パッチ適用をメンテナンスウィンドウと組み合わせて自動処理。
- OSS ライブラリの直接デプロイ: Airflow, Superset, Metabase, pgAdmin 4, pgBadger などをHMからプロジェクトへ直接デプロイ可能。
- Model Context Protocol (MCP) 統合: API 機能を MCP 経由で公開し、開発者や AI エージェントの自律ワークフローに統合。
- チャットエージェントの強化: Claude、Gemini 2.x、OpenAI モデルを新サポート。設計推奨、ヘルスレポート比較、Mermaid可視化に対応。
- 3拠点クラスターデプロイ: 3つの地理的拠点にまたがる同期レプリケーションでデータ損失ゼロやDHA証人グループ配置を実現。
- ARM64 アーキテクチャサポート: HM コンポーネントが ARM ベースの K8s ノードやクラウドインスタンス上で実行可能に。
5. 日本語マニュアル
EDB Postgres AI Hybrid Manager 1.4.0 日本語マニュアル
機能の詳細な設定方法やパラメータ仕様、導入手順については日本語マニュアルをご覧ください。